『自転しながら公転する』が、2023年12月14日23時59分から、読売テレビ・日本テレビ系でスペシャルドラマとして3週連続放送されます。原作はヒューマンラブストーリー。2021年に亡くなった直木賞作家・山本文緒さんが手がけた最後の長編小説です。主演は松本穂香さん、そのお相手は藤原季節さんです。
山本文緒さんは、女性小説家/1962年神奈川県生まれ。
人間関係の繊細なずれから生じる喪失、慈しみをテーマとしています。
OL生活を経て、1987年、1回めの応募で『プレミアム・プールの日々』でコバルト・ノベル大賞の佳作を受賞、少女小説家としてデビュー。
1992年の『パイナップルの彼方』から一般文芸へシフトする。
1999年『恋愛中毒』で第20回吉川英治文学新人賞、2001年『プラナリア』で直木賞、2021年『自転しながら公転する』で島清恋愛文学賞、中央公論文芸賞を受賞。
2021年、膵臓癌と診断され10月13日、軽井沢の自宅で死去。
『自転しながら公転する』のあらすじ
母の介護のため実家に戻ってきた30歳の都(みやこ)。
契約社員として働きながら、寿司屋のアルバイト・貫一と付き合いはじめるが、経済的には不安定。
職場は店長・上司と問題だらけ。結婚・出産・介護問題。ぐるぐると思い悩んで自身の環境もぐるぐると移り変わっていく。都がたどりつく答えは――。
悩める30代女性が、「幸せな生き方」とは何かを考える、等身大のヒューマンラブストーリー。
『自転しながら公転する』の登場人物
与野 都(松本 穂香)
福祉用具レンタル会社で働く30歳の契約社員。東京のアパレル店を辞め、母親の介護のため地元・茨城に帰ってきた。
羽島 貫一(藤原 季節)
アウトレットモールの回転すし店でアルバイト中。
藤原季節さんについては
まとめ
『自転しながら公転する』の原作は、2021年に亡くなった直木賞作家・山本文緒さんの最後の長編小説。その実写ドラマ化というだけでも必見ですね。
山本さんも実写化を想定して、キャスティングを考えながら執筆していたそう。
恋愛文学賞も受賞している細やかな人間模様が、どのように表現されているのかとても楽しみですね♪